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June 05, 2008

映画 チャーリーウィルソンズウォー

反共産主義の大富豪の女性ジョアン(ジュリア・ロバーツ)にけしかけられて、国防歳出小委員会のチャーリー(トムハンクス)は、アフガンの人々に武器を持たせる為の予算を増やしていき、アフガンはソビエトのヘリを撃ち落し、装甲車を破壊することに成功し、最後にはソビエトを撤退に追い込みます。CMではコメディかなと感じましたが、見方によっては問題提起的なメッセージ性の高い映画でした。実話に基づいているとのことでしたので、実在するチャーリーウィルソンの偉業と言うか栄光の物語として映画は最後近くまで進んでいきましたが、チャーリーとガスト(フィリップ・シーモア・ホフマン)が交わした会話でアフガンに小学校を作る話とか馬から落馬した少年の「じきに分かる」逸話、そして「最後にしくじる」話のシーンで全く展開を変えてしまいました。

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ソビエトがアフガンに侵攻したことは、後にアメリカの策略があったなどのニュースがあった訳ですが、アフガニスタンのこの事をキッカケにしてソビエト崩壊からベルリンの壁、そして冷戦終結。今やヨーロッパはユーロと言う共通通貨を使用する国が増えてきた。ソビエトはペロストロイカを経てロシアになり、プレミアリーグのサッカーチームを所有する大富豪が出てくるほどになった。しかし、ソビエトを追いやったアフガンでは荒れた国土に残ったのはアメリカが残した武器だけで、後にタリバン勢力などが台頭し911のテロに直結するかどうかは分かりませんが、結果として今度はアメリカも名目は違えど、アフガンに今なお居る訳です。このことには日本も関与していますが。ここがチャーリーが言った「最後のしくじり」かどうかは定かではありませんが、もし本当にソビエトをアフガンに誘い出したのがアメリカであったのなら、現在そのアフガンに居るのはアメリカであることを考えるとシャロンストーンは何と発言するだろうか?

投稿者 ぎる : June 5, 2008 05:28 PM

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